超巨大怪獣きくり出現！

「はにゃ～～なんか世界が小さく見える～」

酔っ払ってうっかり巨大化してしまった
きくり姉さん…。服もはだけ、あられもない
格好で街を踏み潰しながら歩き出すが、その
あまりの巨大さに誰もこの酔っぱらい
怪獣を止めることが出来ないのだった。

「超巨大生物出現警報発令！
市民の皆さんは急いで避難して下さい…！
避難場所は…」

足元の微生物達の事を何も考えていないきくりの散歩。
必死に逃げ惑う住民達の避難場所も一歩で周辺地域ごと
踏み潰す超巨大な怪獣素足。きくりの予測不可能な足が
振り下ろされる度に、何万人もの犠牲者が出る。

「あ～～？なんか踏んだかにゃ～～？」

「なんだこれ～？つまみに丁度良いかぁ」

「いただきま～」

眼下にある街に興味を示したきくり。
ちまちまと地面に生える高層ビル群を
見つけたお姉さんは、それらを器用に
摘み怪獣の様な口に放り込んでいく。
巨大建築物さえおやつのピーナッツ
以下の扱いで胃の中へ流し込み、何万、
何十万人もの人々をその超強力な
胃酸で溶かし尽くすのだった。

「大きく開かれた口にビルや家々が飲み込まれていく。
きくりの酒臭い体内に落ちていった建物や人間は即座に
溶け、彼女の僅かな栄養と化して吸収されていった。」

「んあぁ～～♡」

「う～ん…寝ちゃお～♡」

きくりが街に倒れ込む。しかしそれは人類の攻撃でではなく
飲酒から来る眠気によるものだった。彼女の薄い身体でも
超巨大化していれば街の大部分を押し潰すのには十分で、
数百万人がきくりの身体で磨り潰されてしまっていた。
幸せそうな巨大な顔では高層ビル群が押し潰されており、
大きく空いた口からは生暖かく酒臭い大気が観光地に
向かって吐き出されていた。

「んっ…♡はぁ～……♡」

きくりの口元がピクリと動いたかと思えば、その喉の奥
から凄まじい爆音のゲップが鳴り響く。彼女の口元に
あったタワーや観光地、小人軍が一瞬にしてきくりの
満足ゲップにより揉み潰され消し飛んでしまう。
きくりの無意識の生理現象、それは10万人を超える
人々の命を奪うのには十分すぎる威力だった。

