超巨大召喚獣ハサハ

とある世界に召喚されたハサハ。地面はどこまでも平坦で、
足元に僅かな霧が漂っていて、生き物の姿も見えない。
そんな空間を、ハサハは不思議そうに歩き出す。
その足元で、一歩ごとに何十万という生命体が踏み潰されて
いく事に気付きもしていなかった。

突如現れた超巨大召喚獣に、人類はただただ無力
だった。一歩で山を跨ぎ越し、その巨大な履物で
街を一瞬で踏み潰していく。避難する暇すら無く、
50万人程の人間がハサハの足の下で無自覚に
潰され、地面と同化していた。

超巨大召喚獣の尻が、空から迫ってくる。
地面に広がる灰色の模様が気になるのか、しゃがみ込んだ
ハサハの尻が大都市を覆い隠すように影を落とした。
一千万人近くが住む首都を軽々凌駕する巨尻を、人類は
呆然と見上げていた。小柄なはずの彼女の尻が極限にまで
強調され、それを包み込む和服がギチギチと苦しそうに
悲鳴を上げていた。

混乱に包まれる大都市に、不気味な揺れが起こり始める。
巨大召喚獣の尻の間から聞こえてくる重低音は、ハサハの
大腸内に詰まった宿便から、大量のガスが生成される音だった。
小惑星ほどの質量のあるハサハの大便から生み出される途方も
無い量のガスは、たちまち大腸内をパンパンに満たし、その
出口である肛門をこじ開けようと圧迫を始める。
ハサハの尻の下には沢山の人々が住む街が広がっている。
このまま放屁をすれば大災害は免れないが、彼女には我慢する
理由など無かった。むしろ、誰もいないここなら迷惑をかける
事も無いと思っているハサハは、遠慮無く肛門を緩めていった。

超巨大召喚獣の屁が、小人世界に響き渡る。尻を包み込む
和服で軽減されているはずの屁の威力でも、地上の都市を
消し飛ばす事など簡単だった。ハサハの大腸内の熟成された
宿便から発生した猛烈な毒ガスは、凄まじい勢いで地表に
叩きつけられ、ミクロサイズの街並みをホコリのように
薙ぎ払っていった。

ブッブボボボボオオォォォォ!!!!!!!

超巨大召喚獣の屁が、小人世界に響き渡る。
その世界を揺るがす屁の音圧だけで、尻の下の500万人を
超える人々が弾け飛び、絶命する。彼らは何が起こったのか
理解する事もなく、ハサハの屁の音に揉み潰され、血飛沫と
なって屁の匂いと混ざり合う。
尻を包み込む和服で軽減されているはずの屁の威力でも、
地上の都市を消し飛ばす事など簡単だった。
ハサハの大腸内の熟成された宿便から発生した猛烈な
毒ガスは、凄まじい勢いで地表に叩きつけられ、ミクロ
サイズの街並みを薙ぎ払っていった。
立ち並ぶ住宅地や高層ビル群。様々な人工物が、まるで
突風にさらわれるホコリの様に、轟音を立てて吹き荒れる
オナラによって上空へと巻き上げられていく。
放屁音を逃れた人々も、荒れ狂う放屁嵐に飲み込まれ
地面に叩きつけられたり、その凄まじい臭いにより次々と
絶命していく。ハサハの放屁からわずか数秒後には、
大都市があったであろう場所には巨大なクレーターが
穿たれ、大気は彼女の屁の臭いに上書きされ、生命が
住めない環境になってしまっていた。
巨大召喚獣の何気ない一発の屁が、世界を変えてしまう。
たかが肛門を少し緩めただけで、3000万人以上の命を
奪ってしまったことなど、ハサハは夢にも思っていなかった。
オナラの音の大きさに少し顔を赤らめると、立ち上がり
再び歩き出す。その一歩ごとで何十万人という人間たちを
踏み潰しながら。