とある日…

「あちゃ～…ごめんなさ～いちょっと通りたいんですけど…」

「って、少し踏んじゃいました～あはは…」

「う～ん…汚れちゃうなぁ」

巨大馬獣人であるアリスインパクトが
狭そうにビルの間を歩く。片道三車線の
大通りの幅ギリギリのアリスの巨大
パンプス振り下ろされる度に、休日で
ごった返す人の群れが、渋滞の車や
バス等が踏み潰されぺちゃんこになる。
「ごめんなさ～い！ちょっと急いでる
ので…。通りますね～～！」
アリスののんびりした声がビルのガラスを
震わせる。彼女の歩幅から逃げられるわけも
無く、悲鳴を上げる家族連れや学生達の
グループが次の瞬間には凄まじい体重に
より肉片に変えられ、アスファルトにへばり
付いた。決してアリスも殺したくて人間を
踏み潰してるわけでは無い。それはただ
歩くのに足の踏み場がなかったという理由で
起こった悲劇だった。

持ち上げられたアリスのパンプス裏に
張り付く車や人間達の肉片。
巨大蹄鉄やトレードマークの♡部分に
ぺちゃんこになった何かが無数に
こびり付いており、可愛らしい靴を
彩っていた。

アリスの左パンプスに踏み抜かれる地下街。
地下鉄の入口でもあるそこは無数の店舗で
賑わっており、休日ということもあり沢山の
人で賑わっていたがアリスが体勢を崩さぬ
様に置いた左足で踏み潰されてしまう。
何が起こったかもわからず瓦礫とアリスの
体重で一瞬で圧縮される人々。彼女の意識の
外で数百人が圧死する事となった。