宇宙委員長の危険生物駆除惑星パトロール

とある惑星に危険な宇宙生物が潜んでいるという情報を
掴んだ委員長。すぐにその宙域に飛び、目的の星に降り
立った。
「へぇ…随分巧妙に隠れたみたいね。レーダーにも反応
しないなんて」
一番大きな大陸にしゃがみ込み、地上を見下ろす委員長。
その時、なんとなく下ろした両足の下では無数の街や国が
踏み潰され、数千万人規模で死者が出てしまってた。
他の地域でも委員長が歩き回ったせいでいくつもの
足跡が刻まれ、マグマが滲み出し、惑星が赤く彩られて
いる。
「困ったわね。たった一匹とはいえ、残っていたら厄介な
事になるわ。仕方ないわね…この星の人類は今すぐ
シェルターに避難しなさい。5秒後に殲滅ガスを散布
するわ」
惑星に響き渡る委員長の声に人類は絶望する。
突如現れ、惑星上の都市を踏み潰して回った超巨大
生命体がさらなる蹂躙を行う事を宣告した。
パニックになる人類を尻目に、委員長はしゃがんだ尻を
より一層地面に近付け、危険生物殲滅作戦を開始する。

ﾌﾞｯ…!!ﾌﾞﾌﾞｳｳｩｳｩｩｳｩ
ｳｳｩｳｩｳｳｳｳ……!!!!!!!

惑星に響き渡る、下品な破裂音。大地を揺るがし、都市を
粉砕し、地表を消し飛ばしていく委員長の屁という
大災害が惑星にもたらされる。巨尻の下に位置していた
国は放屁の衝撃波により瞬時に揉み潰され、周辺国も
放屁音だけで消し飛び消滅。惑星に巨大なクレーターが
穿たれた。
そんな凄まじい破壊と殺戮を引き起こしておきながら、
委員長は眉一つ動かさず冷静な顔で星を見下ろしていた。
「結構溜まってたわね。でもどうせオナラするなら
人類の役に立てた方が良いわよね」
それが正義の行いと信じ、星々の平和の為に放屁をする
委員長。その余波で何億人という人々が死滅していたが、
これも未来の人類の為には小さな犠牲だった。

委員長が放屁を行ってから30秒が経過しようと
していた。勢いよく噴き出した屁は大陸の中央を
消し飛ばした後、ゆっくりと周囲に広がっていく。
小さすぎる人類には速すぎる速度で、あらゆる物体を
飲み込んでいく薄黄色い熱風。その臭気と熱で
生き残っていた人類は苦しみながら死に絶え、
やがて惑星最大の大陸の生物は絶滅してしまう。
「ふん、ようやく死んだみたいね。人類の敵は私の
オナラで死ぬのがお似合いよ」
レーダーを確認し、敵対生物の反応が消滅した事で
委員長の仕事は終わった。人類には倒せないような
敵であっても、彼女の屁の大気の中では生存できない。
「さ、もう安心していいわよ。しばらくはこの惑星も
狙われないでしょう」
そう言う委員長の尻の下では、猛毒の大気がじわじわと
惑星を蝕んでいた。海が汚染され、そこに住む生き物が
死滅し、青かった惑星は次第に黄ばみを増していく。
委員長の一回の屁は惑星を包み込む大気の10倍もの
量であり、放屁の瞬間、この星の酸素は彼女の屁の
成分のおまけに成り下がっていた。
わずか数分後には惑星は分厚い屁の大気の層に
包まれ、何億年も生物が住めない死の星となるだろう。
委員長が屁をするとはそういう事だった。その環境に
対応できず、滅んでしまう人類は文明レベルが低い
証拠となってしまい、保護対象からも外されてしまう
のだった。