超巨大お狐ミオリネさん襲来

「折角花火ってやつを見に来たのに、ただ地面が光ってるだけじゃない」

浴衣姿で地上に降り立ったミオリネは暗い地面にこびり付いている灯りを
じっと観察する。その光の粒一つ一つが人間達の居住区であったが、その
集合体である大都市をミオリネは無遠慮に素足で踏み潰してしまっていた。
彼女が足を踏み出す度にその足裏で数百万規模で人々が死滅し、周辺地域が
衝撃波で消し飛んでいく。超巨大スペーシアンであるミオリネは地上に来る
だけでそれだけの大災害を引き起こしていた。
地上から、しゃがみ込んだミオリネの尻に向かって無数の光が向かっていた。
それは花火にも見えたが、実際にはミオリネを撃退しようとする人間達の
必死の抵抗だった。
そんな彼らの努力もミオリネのぴっちりとした浴衣尻には届かない。
しゃがんでいるはずなのに、あまりにも彼女が大きすぎる為その巨尻は
成層圏よりも高かった。大陸級に巨大なスペーシアンの尻は、ちっぽけな
人間達の攻撃を嘲笑うかのように文明を覆い尽くしていた…。

ブッ!!!!ブブウウウゥゥゥウウゥゥゥウ!!!!

しゃがんだミオリネの尻の中心部から、地上に向けて凄まじい爆発が巻き起こる。
躊躇の欠片もない無遠慮な爆音放屁。それがどの様な被害を地上にもたらすかなど
微塵も考えてないミオリネによる無自覚な屁は、一瞬で大陸の80％を消し飛ばした。
人々は何が起こったのか理解する前に、地殻ごと磨り潰していく衝撃波により血飛沫
になる。夜の惑星に輝いていた光の集合体達が、ミオリネの屁により掻き消えていく。
高度に発展していた地上の文明も、超巨大スペーシアンのオナラの前では塵同然
だった。

「んっ…ふぅ。地上って意外とつまらないのね」

たった今、累計数億人を屁で殺戮したとは思えないほどのんびりとした感想を呟く
ミオリネ。この瞬間にも地上はミオリネ放屁による大パニックと汚染が広がって
いる。アーシアンの大腸内で熟成されたうんちガスは人間達にとっては即死級の
猛毒であり、ゆっくりと地上を満たす黄土色の生暖かい大気は数十億人を殺す
二次災害を生み出してしまっていた。
数分後、観察に飽きたミオリネは宇宙へと帰る。結果、彼女の無自覚な生理現象による
大災害により一つの大陸が完全に壊滅、人類の60％が死滅してしまうのだった。