アーニャが降り立ったのは、極小サイズの小人の惑星だった。
紫色の水着という開放的な格好で歩き回る彼女の足の下では、
ミクロサイズの人類の都市が一歩ごとに踏み潰され、その度に
数十万人から百万人規模の犠牲者が生まれていた。
「ンー、こんなに小さいと、泳げないですね」
プライベート惑星を購入し、海を楽しもうとしたアーニャには
彼らの世界は少し小さ過ぎたようだ。不満そうに足元を見渡し、
水たまり以下の深さの海を足でぱちゃぱちゃとかき回す。
凄まじい高さの津波が起こり周辺の島を飲み込んでいくが、
彼女は特に気にもしていなかった。

「折角ですから、楽しまないと…。小人さん、遊んでくださいね」
穿いていた水着を手に持ち、丸出しの下半身をゆっくりと地面に
近付けていくアーニャ。
そこには灰色の模様にしか見えない小人の大都市が広がっていたが、
彼女の尻はそれを覆い尽くしてしまえるほどに巨大だった。
大陸サイズのアイドルの尻が降りてくるのを、数千万人もの人々が
呆然と見上げていた。
都市よりも巨大な尻に、山脈さえも飲み込めそうな綺麗な割れ目。
直径数kmはありそうな超巨大肛門がヒクヒクと動き、その周辺で
小さな爆発がいくつも起こっていた。
街からの必死の攻撃が、アーニャの肛門付近に命中する。
侵略者である超巨大アイドルを撃退する為に、ありったけの砲撃が
地上からアーニャの尻の間に向けて行われていた。しかし、当の本人
であるアーニャは、キョトンとした顔で後ろを振り向く。
「アー、小人さん…？アーニャのお尻の穴、くすぐってるのですか？」
あまりにも小さな人類の攻撃は、彼女の肛門に痛みどころか痒みさえ
与えることが出来なかった。彼らの技術の粋を集めた渾身の攻撃は、
アーニャにとってウォシュレット以下の刺激でしか無い。
「ふふ、小人さん、カワイイですね…。アーニャのお尻の穴と、戦争
してるみたいです」
更に尻を街へと近付けると、小人達からの攻撃が激しくなる。
肛門の皺の周辺での爆発が絶え間なく起こるが、相変わらずアーニャは
余裕の表情で街を見下ろしていた。
「ちっぽけな小人さん…。アーニャの肛門にすら、勝てませんか？」
一つの文明を肛門だけで圧倒する全能感に興奮したアーニャが、煽る
ようにその超巨大な穴をヒクつかせてみせる。街からの攻撃にビクとも
しなかった巨穴が艶かしく、ゆっくりと盛り上がってくる。
「小人さん。アーニャ、オナラしたくなりました。超巨大アイドルのオナラ、
聞いて下さい♪」

ブッブウウウゥウゥウゥゥゥウ……!!!!!!!!!

「ン…♡うぅん……。ふうぅぅ……♡」
アーニャの悩ましげな声と、凄まじい爆音が惑星に響き渡る。
全人類に聞こえる程の下品な放屁音を炸裂させながら、大腸内の
膨大な量のオナラを噴出させる超巨大肛門。
極限まで引き締められたそれから噴き出す毒ガスは、一瞬にして
アーニャの尻の下に存在していた大都市を塵へと変えてしまった。
最初の放屁音だけで周囲数百kmの生物が血飛沫となって爆散し
死に絶え、地表の建造物は地殻ごと消し飛ばされ欠片すら残らない。
人類の兵器とは比べ物にならない威力のアーニャの屁は、たった
一発で4,000万人以上の人命を奪っていた。

「ふぅ……。すっきりしました…♡アイドルのこんな姿、
誰にも見せられませんね」
自分だけのプライベート空間で特大のオナラを放った
アーニャは、うっとりした表情で余韻に浸っていた。
振り返ってみれば、そこにあった筈の大都市は跡形もなく
消滅しており、世界最大級の巨大クレーターがぽっかりと
空いていた。
人々が暮らしていた痕跡などもちろん無く、地殻がめくれ
上がった跡の中にはマントルが露出し、灼熱の溶岩が
赤々と滲み出している。
周囲にはアーニャの屁の臭いが充満し、大気汚染により
生物が死に絶え、被害は更に拡大していった。
「ンー…。少し、恥ずかしいですね。これがアーニャのオナラの
威力なんて…」
彼女にしてみれば、少し肛門をヒクつかせ、大腸内に溜まった
ガスを出しただけだった。たったそれだけの事で、一つの
都市が消滅し、数え切れないほどの尊い命が亡くなっていた。
「ふふ、小人さん、弱すぎですね♡アーニャの肛門の勝ちです」
今しがた大量虐殺を行ったばかりの肛門を、愛おしそうに
指でなぞるアーニャ。絶対的な存在である自分の放屁で蹂躙
されていく世界を見下ろし、興奮しながら、アーニャはこの
ちっぽけな惑星での休日をまだまだ楽しむのだった。