「さてと…この辺りかなーっと」
海岸部での"栄養補給"を終わらせたレンは再び都市の中心部に戻り、
住宅地を踏み潰し低層ビルを蹴散らしながらしゃがみこんだ。
それだけでも凄まじい被害が出ていたが、レンの目的は都市の壊滅。
特に人々が多く活動をしている高層ビル街へとやってくると、その
ピンク色の戦闘服に包まれた尻をゆっくりと落としていった。
「まったく…"毒ガス"作戦だなんてほんと残酷だよねー」
ニヤニヤとした表情を街に向け、尻の下にある大きめの交差点で
パニックに陥っている沢山の人々を憐れむレン。
「気体で満たしちゃえば奥に隠れた小人達も抹殺できるから、効率が
良いってのは分かるんだけど…。それが私みたいな巨人のオナラって…
そんなので死んじゃいたくない人はさっさと逃げてねーっと。
あっ、そんな大きな音は出さないから安心してね♥」
レンが行おうとしている特殊作戦…それは放屁での人類抹殺だった。
屁で小人を殺せば殺すほどポイントが入る為、出来るだけ多くの人間が
行き交う都市へやってきたのだった。
「じゃあ毒ガス散布作戦、開始～♥」

プシュウウウウゥゥゥウウゥゥ……

都市全体に気の抜けた様な空気音が轟いたかと思えば、空気が濁る程の
黄土色の生暖かい風がビル街に吹き荒れた。高層ビルの上に位置する
レンの巨尻の中心から、都市の繁華街に向けて凄まじい量の毒ガスが
一気に散布された。レンの腸内で熟成された濃厚なすかしっ屁…それは
大通りの渋滞の車や人々を木の葉のように巻き上げ、それを吸い込んだ
住民の命を一瞬にして奪い去っていった。人間の脆弱な身体は巨人の
オナラの臭いに耐えられるようには出来ておらず、わずかでも匂いを
感じた瞬間に悶え苦しみ始め数秒の内に死んでいく。
その様子を見た生存者達はパニックになり我先にと建物内へ避難しに
いくが、レンの放屁はあらゆる場所に充満し確実に都市の人々を殺戮
していく。ビルの中や地下鉄、車や避難所まで…街には安全な場所など
無く、レンの屁の大気が地表に広がっていくにつれ被害者数は伸び
続けていった。
「んっ…ふぅぅ…♥抹殺ガス散布完了～っと♥奥の方まで隠れてる
害虫を駆除するならガス攻めが一番だよね～♥いちじゅーひゃく…
おっ、こんなに死んでる♥」
レンが手元のデバイスで確認すると凄まじい数のキルログが流れ
続けており、その全ての死因が自分のすかしっ屁と書かれていた。
「それにしても全然小人軍出てこなかったなぁ…。もしかして私の
オナラで全滅しちゃった？女の子の一発の屁で壊滅なんて、そんなん
じゃ街は守れないよ♥」

「はぁ…もうこんな大きさになったら怪獣どころじゃないじゃん…」
レンは半ば呆れ顔で地面に広がる模様を見下ろす。そこにはまるで
地図のように街が広がっており、再巨大化したレンにとっては高層
ビルさえ砂粒か苔程度の大きさでしかなかった。
「こ～んなに巨大な女の子がオナラしたら…どうなっちゃうか皆も
分かるよね～？ま、今からするんだけど…♥」
レンの放屁宣言に街は更にパニックに陥る。都市を覆い尽くす程の
巨大な尻を持つ少女。その巨人が自分達に尻を向け、今から屁をする
という。小人達の足の速さではもうレンの尻の範囲から逃れる事など
出来ないだろう。ただその時が来るまで、街の住民達はただ助かりたい
が為に必死に街中を右往左往するのだった。

「小人殲滅ガス発射～～♥ぷすうぅぅぅぅぅ……♥」
レンの楽しそうな声と同時に巨尻の中央から吹き出る暴風。
音を極限まで抑えたすかしっ屁だったが、ミクロサイズの都市に
とっては嵐以上の大災害となり小さなビルや住宅地が地盤から
引き剥がされ舞い上がっていく。もちろんそこに住む人々など
砂粒の様に吹き飛ばされ、その臭いに触れた瞬間絶命してしまう。
レンの屁の嵐は地面に激突すると放射状に広がっていき、都市の
大気と入れ替わるように世界に馴染んでいく。もはや街の範囲
よりも広い地域がレンの濃厚すかしっ屁に包まれ、数千万人もの
人々がその毒ガスにより即死してしまっていた。
「は～、呆気な…。こっちはもっと暴れたいのに～…オナラ一発で
戦争が終わっちゃうなんてこの世界弱すぎなんだけど！」
レンはそう言いながらも、満足げに周辺地域を踏み潰しながら
次のターゲットの国へと進んでいく。そして栄養補給と毒ガス
攻撃を繰り返し、世界を滅ぼしていくのだった。